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07年4月に政令指定都市に移行しながら、深刻な過疎地域を抱える浜松市が、「政令市で田舎暮らし」をうたい文句に首都圏などからの転入者を募ろうと準備を進めている。農村生活の体験プログラムや空き家の情報提供などを通じて、大都市の中の田舎の良さをアピールしていく予定だ。
浜松市はヤマハ、スズキといった楽器や自動車などの大手メーカーが本社を置く産業都市。05年に周辺11市町村を編入し、それまでの60万人足らずの人口が現在は82万人余りに増えた。ただ、北部の山間地には65歳以上の人口比率が5割を超え、自治活動が難しい「限界集落」が46カ所もある。
このままでは道路管理や飲料水の供給施設の清掃などができなくなるなど、日常生活に支障が出ることが懸念されている。そこで、首都圏の団塊世代などに転入を呼びかけることにした。
まずは地域を知ってもらうため、08年末までに静岡県特産の茶摘みやそば打ち、棚田での稲刈りなど、20以上の「体験プログラム」を作り、参加を呼びかける。09年にはNPOなどに運営を委託して事務局を設置し、空き家の情報を集めてインターネットで全国発信する。入居もあっせんする予定だ。市の東京事務所にも相談窓口を置くという。
市北部の天竜区(旧天竜市)で約20年前から町おこしに取り組むNPO「夢未来くんま」の大平展子副理事長は「車で1時間半も走れば中心部に出られ、都会の人もそれほど不便は感じないと思う...
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